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異邦人(P・コーンウェル)


うーん。どんどんケイの状況が変わっていく。
し,行く先々で,結局トラブルが起きる。
どこまで行っても彼女に安らかな日常ってやっぱし,こないんだな。
もう少したまには,いい状況で仕事できてもいいじゃんか。

ドクター・セルフは,忘れてた...
そういえば,いたな,そんな女。というような。
前作から2年も空けば,忘れるか...

マリーノがなぁ...
どうにも弱いんだなぁ。
もう少し,いい男気を見たいよ...
そんな時期もあったはずなんだがな。

P.162から166にかけてのドクター・セルフの会話は,背中がむずむずするほど,いらいらする。
彼女にもいらいらするけど,相手してる子がまたいらっとさせる。
でも,その場にいたら,あんなふうにコントロールされるんだろうな,きっと。

以上,上巻分。


なんか,マリーノが切なかった。
P.176からのルーシーとの会話。
そしてP.192~P.199。
マリーノの絶望感が,圧巻だった。

マリーノは,馬鹿で強情で見栄っ張りで意地悪で子供っぽくて惚れっぽくて,ほんとにどうしようもない男だけど,でも,純情で一途でひたむきだ。
20年,彼は耐えたのだと思うと,その長さに目眩がする。
彼のしたことは,裏切りかもしれない。だけど,胸が痛む。


そして,ローズ。
常に,スカーペッタを見守ってきた,母のような,守護天使のような人の身に起きた異変。


スカーペッタの頑なさは,巻を追うごとにひどくなっているような。
それがスカーペッタの弱さでもある。
完璧な人間はいない。
猛烈に頑なである反面,とても情が深く,優しい。
いつも,彼女は孤独だ。
だけど,人は,結局たぶん,孤独なんだろうと,思う。


人が人の心を操ること。
業の繰り返し。
希望も,救いも,まだ見えない。

☆☆☆☆
いつかまたゆっくり。


以下,抜き書き


上巻
P.173
彼らは忙しすぎる。ふたりとも,人生で本当に大事なものを楽しむ余裕がないほど忙しいように見える。

P.247
ルーシーは少年たちをひとりずつ乗せて,駐車場を一周した。母親はひとりで駐車場のまん中に立ち,にこにこしながら手をふり,涙をぬぐった。

P.354
これまで,お互いに分というものを尊重して,いい関係を保っていましたね。わたしは心から尊敬できる人のために働いている。その人の名前はドクター・スカーペッタ。または局長。」そういって,ほほえむ。「彼女をケイと呼ぶことはとてもできませんよ」

下巻
P.269
この50年間,スカーペッタは全力疾走を続けてきた。それによって身についたものといえば,苦痛とストレスに耐える人並みはずれた能力だ。

P.281
ベントンはドアを閉めた。明かりはつけない。暗い中でマリーノのデスクの前にすわった。口では何を言おうと,これまでマリーノのことをあまり真剣に考えてこなかったし,本当の意味で仲間として扱ってもいなかったことに,はじめて気づいた。正直に言うと,マリーノのことはスカーペッタの相棒としか見なしていなかった。現代の世の中にはそぐわない,無知で頑迷で,粗野な刑事だと思っていた。そしてそのことや,他のさまざまな理由のため,いっしょにいるのが愉快ではないし,助けにもならないと感じていた。彼とは,いわばやむなくつきあっていた。彼を過小評価している面もあったし,よく理解している面もあったが,ある重要なことに気づかなかったのはたしかだった。ほとんど使われた形跡のないマリーノのデスクの前にすわり,窓からチャールストンの街の灯を見つめながら,もっとマリーノに,あらゆることに,注意を払えばよかったと思った。知るべきことは,終始すぐそばにあったのだ。

#何に気付かなかったのか,知るべきことが何だったのか,ちょっとよくわからなかったのだけど。なんだったんだろう。

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きよ

Author:きよ
100冊強/年程度の読書量。
せっかく,ずっとメモしていた読書記録を残そうかと。
過去15年くらい,どこまでさかのぼれるか,挑戦。あくまで手元のメモを元にしているので,過去になるほど,てきとー。
近頃、ドラマ三昧。
ドラマレビューの台詞は、超意訳の場合がほとんどです。
コメントも、ありがたいです。どうぞご遠慮なく。

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