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希望の国のエクソダス(村上龍)


これは、出版当時から気になっていたのだけど、村上龍だしー、ということで文庫化を待っていた。

「この国にはなんでもあるけど、希望だけがない」っていうのは非常に端的に若い世代の心理を言い表している気がする。
というか、私はよくわかる。
贅沢に過ぎないのだろうと、思いながら、それは私が何度か考えたことと同じだから。
学びたければ学べる、スポーツもできる。お金がなくて食べられないということはまずない。
ブランド品を買い、海外旅行に出かけ、おいしい食べ物を食べる。
望めば、おそらくある一定までのものは手に入れることができる。

それでいて、未来を、多分信じられない。
それはすべてが整っていることで、自分が努力すれば望むものが手に入るという原動力にならず、また、頑張っても、景気は悪く、今よりも明るい生活が手に入るという感覚につながらない。
いつも誰かが誰かをねたみ、ひがみ、そねむ。

大人は辛い顔をして、深刻な顔をして、それで幸せな将来を信じることは難しい。んじゃないかなぁ、って思った。

いずれにせよ、私に、彼らのように、旧来のものを捨て、自らの望むもののために劇的に行動する原動力も知性もなかったことは確か。
良し悪しはともかくとして。

現実にこんな子供が出てくるにはまだまだ今の日本のスケールはちっちゃいけれど、本当は、それほど旧来のものにこだわらない人間を必要としているとも思う。
それにしても、2000年に書かれたこの本が、ぞくっとする今を表している気はした。

☆☆☆


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テーマ : 読んだ本。    ジャンル : 本・雑誌


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プロフィール

きよ

Author:きよ
100冊強/年程度の読書量。
せっかく,ずっとメモしていた読書記録を残そうかと。
過去15年くらい,どこまでさかのぼれるか,挑戦。あくまで手元のメモを元にしているので,過去になるほど,てきとー。
近頃、ドラマ三昧。
ドラマレビューの台詞は、超意訳の場合がほとんどです。
コメントも、ありがたいです。どうぞご遠慮なく。

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