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舟を編む(三浦しをん)

三浦しをんの代名詞になりそうだ。

まほろには負けるのかな。
「光」とも全然イメージ違うし、間口が広いというか、引き出しが深いというか、長く楽しませてもらえそうで、とても嬉しい。



舟を編む舟を編む
(2011/09/17)
三浦 しをん

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とても素敵な物語だった。
辞書っていう、誰もが使ったことのある道具。
どことなく無機質に感じるのに、中の人たちはこんなにも熱いっていうね。
言語学者や、辞書編集者が熱いなんて想像もしなかったわ。
言われてみれば、それこそ力技で仕上げてきてるに決まってるのにね。
いいなー、私も学生バイトになりたい!っていうか、あの学生はバイトなの?バイトだよね?
一ヶ月も合宿するようなお金払えるの?マジで?ってちょっとそこが気になった。サラリーマンのサガ。

それこそ、大人が教えてくれないような言葉を引いたときにワクワクと拍子抜け感とかそういうのも思い出させてくれるし。
大渡海、ってもうそこから素敵だし、言葉はもちろん、紙質へのこだわりとか。

一方で、馬締さんはもちろんチャラ男の西岡さんもステキで惚れた(笑)。
もちろん松本先生も荒木さんも格好良かったしね。


だからこそ、映画を見てもいいものが悩む。
宮崎あおいが香具矢さんてことは、出番が多いのかな、とか。
そういうのあんまりいらないな、とか余計なことを考えるの巻。

し、言葉を扱った物語だから、映画で見て面白いんだろうか、とか。




過不足なく、まさに辞書のように収まりのいい物語だった。
最後は、やっぱり泣いたことを記録しておきます。


☆☆☆☆☆

以下、抜き書き



P.133

学生時代に馬締が同じクラスにいても、まずまちがいなく友だちになることはなかったはずだ。
そんな馬締の言葉だからこそ、西岡は救われる。要領が悪く、嘘もおべっかも言えず、辞書について真面目に考えるしか能のない馬締の言葉だからこそ、信じることができる。
俺は必要とされている。「辞書編集部の無駄な人員」では、決してなかった。
そう知ることの喜び。こみあげる誇り。


P.185
人間関係がうまくいくか不安で、辞書をちゃんと編纂できるのか不安で、だからこそ必死であがく。言葉ではなかなか伝わらない。通じ合えないことに焦がれて、だけど結局は、心を映した不器用な言葉を、勇気をもって差しだすほかない。相手が受けとめてくれるよう願って。


P.193
「言葉の海は広く深い」


P.203
言葉の持つ力。傷つけるためではなく、だれかを守り、だれかに伝え、だれかとつながり合うための力に自覚的になってから、自分の心を探り、周囲のひとの気持ちや考えを注意深く汲み取ろうとするようになった。
岸辺は「大渡海」編纂を通し、言葉という新しい武器を、真実の意味で手に入れようとしているところだった。

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きよ

Author:きよ
100冊強/年程度の読書量。
せっかく,ずっとメモしていた読書記録を残そうかと。
過去15年くらい,どこまでさかのぼれるか,挑戦。あくまで手元のメモを元にしているので,過去になるほど,てきとー。
近頃、ドラマ三昧。
ドラマレビューの台詞は、超意訳の場合がほとんどです。
コメントも、ありがたいです。どうぞご遠慮なく。

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