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名もなき毒(宮部みゆき)

前作を読んだのがもう10年も前ですって!
月日が経つのは早い。早すぎる。
1年に1作くらいは今も読んでいる気がしていたのに、記録上は2007年が最期。
これまたびっくり(^^;)

相変わらずしっかり。
説明的な部分までも、楽しく読める。
こんなにずっしり分厚いのに、全然手こずることなく読めちゃうのはさすが。

無差別殺人と、生まれながらの悪。
大きくこの2つを軸に、謎解きも、人間の悲しさと、しっかり描かれてる。
どちらも哀しい。

無差別殺人に繋がった辛い人生(だからといって、罪は許されないけど)も、どうにも自己中心的で、よどみなく嘘を付き、多罰的な人生を歩む女と。
どちらも辛い。
たぶん、二人とも意志いや、むしろ前者こそ意志の力で、後者こそはそれこそ性分のようなもので人を傷つける。
前者の方が善的で後者の方が悪的なのに、後者の方がむしろ哀れな犠牲者にも思えたり。
意志の力で変えられない一種の才能、悪の才能。
生まれながらの悪は、あらゆる意味で救いがない。
悔いることができないということは、本当にその当人の責任なのか。
被害者はいて、償うべき罪は当然ある。
だけど、じゃあこの人たちはどうしたらいいんだろうというようなことを考えてしまう。
それともそれは環境で劇的に普通の範疇に戻せるものなんだろうか。
(まずは悪の意識、罪の意識が芽生えないことには、改善は無理だと思うのだけど)

前者は自己犠牲的であり、後者は他罰的なのに、同じ結論に行き着いてしまう現実(これは物語だけど、似たような話は現実にいくらでもある)は、物語は終わったけど、問題提起にすぎないようにも感じる。


☆☆☆☆



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テーマ : 読んだ本。    ジャンル : 本・雑誌


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プロフィール

きよ

Author:きよ
100冊強/年程度の読書量。
せっかく,ずっとメモしていた読書記録を残そうかと。
過去15年くらい,どこまでさかのぼれるか,挑戦。あくまで手元のメモを元にしているので,過去になるほど,てきとー。
近頃、ドラマ三昧。
ドラマレビューの台詞は、超意訳の場合がほとんどです。
コメントも、ありがたいです。どうぞご遠慮なく。

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