読書記憶+

 
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金色の野辺に歌う(あさのあつこ)

こんなふうに逝きたい...
松恵の死と、家族の別れ。

順風満帆、何の苦労もない人生なんてなくて。
誰にも悩みはあり、幸せも不幸せも、笑顔も、ある。
だけど。
終わりの時、こんなふうに逝けたら。
それはたぶん幸せなのだと思う。

死ぬことは明らかなのに、何のために人は生きるのか。
その瞬間のために、生きるんじゃないかな、と。


花屋でバイトする史明の「遥かなる子守歌」が一番、インパクトは強い。
題材が強いというのももちろんだけど、取り返しのつかない後悔が一番大きいかもしれない。
彼を育てた祖母は、彼をゆがませもしたけれど、彼を人間にもした。
最後の最後に、気付いた時、彼女のしたことは、確かに愛だった。


東真の、「あんたなら描けるやろ。他人のために描けるやろ」という言葉が素敵だった。

あと、「身体の中に光る珠を持った人」っていう言葉も。

美代子が奈緒子の紫の花で埋めて欲しいという言葉をたしなめるより、「わかりました」と答えてしまう気持ちも。
とても、誠実だと思う。

いいお葬式。
それは確かにある。
「大往生だった」と。
故人を懐かしみ、笑いあえる。
喪失感と、涙、そして笑い。
願わくば、すべての人にそんな死を。

だけど、そんな死を迎えるには、死ぬ日までの努力もいるし、運もいる。
とても、難しいことで、だからこそ、幸せなことで。

松恵の死は、幸せな死だと思う。


すごく、素敵なお話だった。



☆☆☆☆+


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テーマ : 読んだ本。    ジャンル : 本・雑誌


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プロフィール

きよ

Author:きよ
100冊強/年程度の読書量。
せっかく,ずっとメモしていた読書記録を残そうかと。
過去15年くらい,どこまでさかのぼれるか,挑戦。あくまで手元のメモを元にしているので,過去になるほど,てきとー。
近頃、ドラマ三昧。
ドラマレビューの台詞は、超意訳の場合がほとんどです。
コメントも、ありがたいです。どうぞご遠慮なく。

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