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家族の言い訳(森浩美)

なんと。
作詞家らしく。
検索してみたら、スマの「SHAKE」だとか、「青いイナズマ」だとかも、この人らしい。

じゃあ、小説はどんなだって、タイトル通り。
家族の物語ばかりの短編集。

普遍的で、ベタで、だけどその分、結構ストレートに響いてくる。
それは作詞っていう短い言葉で物語を、感情を動かす文章を作ってきた人だからかもしれない。

特に、「星空への寄り道」と「おかあちゃんの口紅」がやばかった。
あれれれれ、って涙が落ちた。気付かれたかなぁ...

正直、目新しさはない。全然ないといってもいいほどない。
どれも、ああ、あの人のアレに似てる。と、正直思った。

「カレーの匂い」は石田衣良、「粉雪のキャッチボール」は浅田次郎のプリズン、重松清はまあ、テーマそのものがかぶるから当然頭をよぎるけど。

でも、だから悪いとか退屈って話ではなくて。つまりそれだけ普遍的な昭和の香りなんだろうと思う。

ちょうど、今朝、天皇陛下のご成婚50年の記者会見を見るともなしに見てたら、お互いに感謝の気持ちを述べていたし、目に涙さえ浮かべていらした。
それはそれは長い長い50年だったのだろう、と。
若輩者な私でも想像はつく。
いいことどころかしんどいことのほうがむしろ多かっただろうとさえ思う。
お互いの関係だって、必ずしもいつもいいときばかりではなかったかもしれない。
それでも、通り抜けた来た日々の長さを思えば、やはり感謝の言葉が出てくる。
ああ、夫婦だなぁ、って。

先日、連れ合いを亡くした祖母を、思った。
最後の日々は、本当に、ああ、羨ましいと、心から思った。
こんなふうに、相手の旅立ちを惜しむことのできる月日を過ごしてきた二人を心底羨ましいと思った。
そういう気持ちをあらためて、思い出させられた。
そういう小説だった。


☆☆☆☆
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テーマ : 読んだ本。    ジャンル : 本・雑誌


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プロフィール

きよ

Author:きよ
100冊強/年程度の読書量。
せっかく,ずっとメモしていた読書記録を残そうかと。
過去15年くらい,どこまでさかのぼれるか,挑戦。あくまで手元のメモを元にしているので,過去になるほど,てきとー。
近頃、ドラマ三昧。
ドラマレビューの台詞は、超意訳の場合がほとんどです。
コメントも、ありがたいです。どうぞご遠慮なく。

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