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ラスト・イニング(あさのあつこ)

>彼らの、それぞれのサイドストーリー的後日談があったら、私は鼻息が荒くなっちゃうね。
>そういうくらいには入れ込んだ。

と書いたけど、あった。続編。
続編というか、補完?
あの試合の前を書いた「マウンドへ」と、その後を書いた「白球の彼方」。

前者は、目線が次々変わっていく形式。
本編のイメージに近い。


後者は、疲れた中学生というか、なりたて高校生の瑞垣。
本編以上に、重い。
特に、こんな高校生かわいそうじゃないか、っていうくらい、瑞垣が重い。
斜めに頭がいいのも考えもんだ、というような。
大人の言葉で書かれているから、実際以上に大人びた中学生たちに見えるけど、中学生達だって、言葉にするための表現力を持ちきらないだけで、本質的にそんなふうに感じたり考えたり悩んだりしながらやっているかもしれないけど、それにしても、やっぱり、いろいろ達観しすぎてる気がする。

あの試合、門脇があの球をホームランにしたけれど、その後ぶれずに投げきった巧が、というより、それをリードしきった豪が、新田東が勝って。
秀吾は、推薦を土壇場で蹴って、地元に残った。
その後の日々という設定。
試合の落としどころとしては、そうだろうと。
予想の範囲内だったけど、秀吾が、地元に残ったのは意外だった。
そうくるかー、っていう。

読んでいて、あまり気持ちがいい話ではない。
なんというか、我が身を振り返り、考え込んでしまうというような。
つい、自分が選択してきた結果について、振り返ってしまう。
中高生の頃、悩みもあったし、大人になれば解決すると思っていたけど、大人になっても別にやっぱし、自動的に解決するわけでもないし。

覚悟で選び取った豪こそが、実はバッテリーの主役だったのかもしれないと、今さら思ったり。

でも、そんなひねくれ高校生瑞垣が、秀吾と素直に向き合い直せて、まあ、良かったんじゃないかしらね。


ラストシーン、豪の前で案外、中学男子らしい、巧が微笑ましい。

☆☆☆


以下、抜き書き。




P.223
永倉は希有なキャッチャーだ。技量でなく身体能力でなく覚悟という面において、類稀な奴なのだ。信じきる覚悟、信じきる力、信頼などという生温いものじゃなかった。
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きよ

Author:きよ
100冊強/年程度の読書量。
せっかく,ずっとメモしていた読書記録を残そうかと。
過去15年くらい,どこまでさかのぼれるか,挑戦。あくまで手元のメモを元にしているので,過去になるほど,てきとー。
近頃、ドラマ三昧。
ドラマレビューの台詞は、超意訳の場合がほとんどです。
コメントも、ありがたいです。どうぞご遠慮なく。

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