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バッテリー3(あさのあつこ)

バッテリー 3 (角川文庫)バッテリー 3 (角川文庫)
(2004/12/26)
あさの あつこ

商品詳細を見る


このシリーズは、表紙のイラストも好き。
こういうエンピツデッサンみたいの。

今回は、豪をはじめとする、脇役に焦点が合っている感じ。
巧もいるんだけど、思い返すと、豪とか青波の印象が強い。
あと、監督とか野々村とか海音寺とか。
っていうか、君たち、マジで中学生?

でも、沢口とか、東谷とか、吉貞とか。
いたいた、こんなやつ!って、嬉しくなったり。


...正直、最後の短編に持って行かれた感じもある。
だって、いいんだもん、「樹下の少年」。

と言いながら、本編、どんどん読み進めずにはいられないんだけど。


1巻のあとがきで、変わらない彼らを書きたいみたいなことが書いてあったんだけど、でもやっぱり確実に変わってきてる。
それは、わざとらしい変化っていう意味ではなくて、生きていたら当たり前に変わっていく変化と同じような変化。
何かに心が動く。
それに気づいて、考えて、戸惑って、受け入れる。
そういう感じ。
で、どう変わっていくんだろうって。
彼らは何を感じて、飲み込んでいくんだろうって、気になってしょうがない。

この、巧と豪の関係がまたなんかいいんだよねぇ。
絶対の信頼感。
...は主に巧にないんだけど、信じたい気持ちっていうか、あたりまえに、自分のためのあいつ、という感じが。すごく好き。

青波の無条件に、人を信じている様子とか。



「樹下の少年」
なんだろうなぁ。なんだかんだ言って巧は青波をかわいがってるし、青波から見た巧や、豪ちゃんって、すごく素敵で。
...私、豪ちゃんが好き。


☆☆☆☆

P.19
汗と土とボールの匂いだ。太陽の匂いでもあり、芝の匂いでもあった。
全部が混ざり合い、とけ合った匂い。野球の匂いだった。


P.62
ぶんなぐってやりたいほど、ふてぶてしいやつだ。


P.129
その肩をきゅっと抱きしめたい衝動が起こる。沢口は、ちゃんと知っている。グラウンドに立って、やるべきことを知っているのだ。展西たちに怯えながら、あの事件の夢に苦しみながら、それでも野球から逃げなかった。そのことに巧は、やっと今、気がついた。おずおずとした沢口の物言いや動きの中に、野球が好きだという単純で明快で強い声を聞く。東谷ではないけれど、すごいやつだなと思った。


P.218
豪を信じていないわけじゃない。自分にとって、キャッチャーは豪ひとりだけだ。ただ、あのとき、豪の指先が震えていたのだ。ボールを落とすほどに震えていた。捕れないんじゃないか。ちらっと思った。確かに思った。そして、豪に自分の球を受け損ねてほしくなかった。豪のミットにボールが収まる。小気味よい音がする。豪が満足げに笑う。あの呼吸を乱したくなかった。不安げな豪の顔を見たくなかったのだ。



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きよ

Author:きよ
100冊強/年程度の読書量。
せっかく,ずっとメモしていた読書記録を残そうかと。
過去15年くらい,どこまでさかのぼれるか,挑戦。あくまで手元のメモを元にしているので,過去になるほど,てきとー。
近頃、ドラマ三昧。
ドラマレビューの台詞は、超意訳の場合がほとんどです。
コメントも、ありがたいです。どうぞご遠慮なく。

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