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象と耳鳴り(恩田陸)

象と耳鳴り象と耳鳴り
(1999/10)
恩田 陸

商品詳細を見る




連作短編集
ミステリ。

さすが恩田陸。
ミステリでも,全然退屈しない。
謎解きも楽しいし,何よりやっぱし登場人物が魅力的で。

この短編集でなぜ,象と耳鳴りが表題になったか,気になったんだけど,この装丁で本を作るのに,決めたらしい。楽しい人だ。

長めの短編も,ショートショートほどに短い短編もある。

「ニューメキシコの月」
エルナンデスノ月の出。ニューメキシコ州。1941年。

「机上の論理」に笑った。
いいなぁ,この人たち。

☆☆☆☆

以下,抜き書き


P.31
批判するな。腹を立てるな。眉をひそめるな。見下すな。批判は心身を緊張させ,軽蔑は感情を摩耗させる。この猛スピードで疾走する大都市の中で自分を擦り切れさせないためには,すべてを受け入れることが大切だ。しかも,ただ受け入れるだけでは駄目なのだ。ほんの少し舐めたり囓ったり,撫でさすったりしてみなくては。好奇心を失った瞬間から人は少しずつ死んでいく。

P.95
あの時代の詩人たちの,東洋と西洋の狭間-または近代と現代の狭間の,日本語が一番なまめかしかった時代の死はもう二度と現れないだろう。


P.142
たとえそれがその人にとって重大な悩みであっても,爆弾で身体を吹き飛ばされるか,明日にも銃弾で撃ち殺されるかという人々に比べるならば,それはあまりにも優雅な悩みに過ぎないんじゃないですか。

P.189
一人勝ちなんてつまらないじゃない。手に入れた時点でおしまいだ。手に入れたものを維持していくのも大変だし,一人勝ちしたことに対する責任もしんどいでしょ。

P.213
でも,あの一件を考えるとさあ,絶望的な気分になるよね。全国で,今この瞬間にもいろんな奴らが,てんでんばらばらにあらゆる知恵を絞って犯罪行為を勧めているのかと思うと。


P.248
本当にほんの一瞬ですが,みんなその手紙の内容に対してシンパシーを感じていることが分かったんです。

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テーマ : 読んだ本。    ジャンル : 本・雑誌


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きよ

Author:きよ
100冊強/年程度の読書量。
せっかく,ずっとメモしていた読書記録を残そうかと。
過去15年くらい,どこまでさかのぼれるか,挑戦。あくまで手元のメモを元にしているので,過去になるほど,てきとー。
近頃、ドラマ三昧。
ドラマレビューの台詞は、超意訳の場合がほとんどです。
コメントも、ありがたいです。どうぞご遠慮なく。

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